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最上部にて…

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『木の芽』時

先頃吐かせて頂いた『木の芽チャン』(イヤ…正確には『さん』だな 年齢的に)
本日(木曜日デス)も勤務時間中にヤってくれました
一週間持たなかったねぇー  (  ̄_ ̄) トオイメー

クライアント様のオフィスに出向してる状態だっつぅのに
勤務時間中だからクライアント様の社員サンもお仕事中よ?
あなた大体派遣でしょう?
派遣先企業自体が既に(登録している派遣会社から見たら)『クライアント』でしょう?
もちっと考えようよー
(って無理なんだろうけど…)

流石にリーダーが派遣会社とウチの課長に連絡付けたけどっ
このクソ忙しい時にリーダーが 「今日はもぅこれで引き上げて。」って
少しは残業したけどさ でも追い込み時期だしさっ
リーダー自身がイヤって程 追い込まれているようなもんなのに
「頑張ってくれている所 悪いけど…」だって、
そんなん言うタイプでも無いのに 相当まいってるみたいで…
「へ?」とは思ったけど、気の毒だったから大人しく指示に従ったさー

ま・帰る時に入れ違いで
本人と派遣会社の営業とウチの課長が部屋に入って来たから
早く終わらせるよう促された理由がすぐに分かったけどね

受信した場所が悪かったよなー
クライアント様の部屋だったからなー
入り口付近でヤったみたいだしー
定時内だったのもマズイよねー
コッチの部屋でヤってもクライアント様に聞こえちゃうからねー
不審がられるよねー
(クライアント様から)クレーム付いたかもしれないしねー

内容もマズかったんだよねー
クライアント様への苦情ならぬ『文句』だったからねー
それも、わざわざ言いに行ったみたいだしねー
(彼女の仕事内容的にはクライアント様と直接のやり取りは必要ない
つぅか、そんな仕事を任せられるほど『使い勝手の良い人』じゃぁない)

仕事内容に直接の接点が無いのに
『クライアント様』へ『直接』『文句を付けた』派遣社員って
ある意味スゲエッ

とーーーーーぉっても上から目線の『文句』だったワケですが
きっちり理論武装もなさっていましたが
自分が自分の立場ってモンをまず弁えようか?
クライアントのクライアント様になにしてくれちゃってるの?
(謎電波受信者に言っても無駄だけどな…)

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むかぁ~し昔の事じゃったぁー… ④

 今日も今日とて…(以下略)。先日差し入れた『絵本』への反応を確認すべくプレイルームを訪れた翠の髪の子。
 部屋へ入って真っ先に、傍らの本棚の前にある小振りのテーブルへと視線を向ける。
 先日自分が持ち込んだ『絵本』がどのように扱われたか、どうしても気にかかったので見ずにはいられない。
 と、どうも自分が置いた状態そっくりそのまま置かれているようだ…。
 (えー?開いてチラ見すらしてないのー?随分じゃ…。)
 と思ったが、良ーく良ーく見てみると…栞の頭の飛び出し方が少々違う様な?気がしなくもなくもない気がする…。
 (見た?見たけど、見たって認めたくない?見たって気付かれたくないから誤魔化した?カワイージャン。)
 自然に表情が緩むのを必死に押し隠し銀の髪の子の様子を伺うと、どうもいつにも増してイライラしている様子。
 (ま、そりゃそーだ。バレない様に隠蔽工作までしてるんだから…落ち着かないだろうさ。)
 と、ここまで察して、腹を立ててであろうがなかろうが部屋を出れば『今迄の奴ら』と同じになり、『この絵本』の事で読んだ云々の問い掛けを行っても、それもやはり鬱陶しくて図々しい『他の奴ら』と同じになる。
 ではどうすべきか?
 「なぁ、ケーキとか好き?」
 読もうが読むまいが、隠蔽しようがしまいが、相手の自由に任せる形で置いて行った以上、少なくとも手に取った様子は察せられたのだからそれで良しとして、その点にそれ以上触れるべきではないと判断した彼は全く別の話題を持ち出す。
 返事は元より、反応すら得られるワケが無いとある意味達観した状態で声をかける。

 驚いたのは銀の髪の子の方で…。
 てっきり絵本の事で尋ねられるか、腹を立てて出て行くかと思っていたら、よりにもよって『ケーキ好きか?』だとぅ?まさかの問い掛け。それも自分が持って来て置いて行った『本』とは何の関係もなく、『本』の内容とも関係の無い『好きな食べ物』話し。それも具体的な問い掛け。
 余りの事に思わずマジマジッと相手の顔を見る。
 見られた翠の子は(おぉっ。グリグリ眼ー。すげえ、でけー。)と感動しつつもそれを押し隠し(やった。反応した。こっち見た。)との達成感をも押し隠し、至って普通を押し通す。
 「イチゴのケーキなんかのスポンジケーキ系と、シュークリームなんかのカスタードクリーム系、どっちが好き?どっちも好き?俺はパフェなんかのアイスクリーム系も捨てがたいって思うんだけどさ…。」
 あくまでも、『置いて行った本』には触れず『本の内容』にすらも触れない。全く関係性の伺えないデザート話しをしてくる翠の子に、思わず反応してしまった銀の髪の子は、自らのペースを乱されたが故にどのように対応すべきか判断できず、軽くパニックを起こし… ―― 。
 ―― 結果、姿を消す。
 翠の子は銀の髪の子が姿を消してしまった事を残念がるが、いつもの事と余り気に止めずに済ます。
 それよりも
 (意表を突くと反応が得られるのね。とは言え、やり過ぎると嫌われそ…。)
 新たに手にした取っ掛かりを有効利用法出来ないか思案を巡らす。

40代オッサン

只今(年度末作業時)40代のオッサンに対し仕事の指導役をやってます
この方 家庭のご事情により時間の融通が利く派遣社員サンなんですが

兎に角 遅いっ
丁寧って言えば聞こえは良いが
遅いんだよー
最低ラインしか押さえていないのに
数がこなせていないっっ!

データ入力がお仕事のメインなので
数をこなさきゃならないのに
遅いっ!!
入力そのものも遅けりゃ
覚えるのも遅いときたもんだっ
動きも遅いけどな
考えは甘いしな
いちいち「えーっ!こんな…こんなにヤるんですかぁーっ?」って
うるせぇよ、ヤるんだよ、『こんなに』じゃねぇよ『この程度』なんだよ
騒いでも減らねぇんだよっ!
ブラインドタッチは一応できます だぁ?
いちいちキーボード見てて何言ってんの?
見てる自覚無いの?
オツムにラード詰まってる?
で、ラードでコーディングされてる?
腹肉と同様に

えぇこのオッサン
○ブです
すげえ○ブです
フットワークの悪い○ブさんです

自分のトコには○ブの小父さんも何人かいるけども
みんな意外とフットワーク軽いんだよね

このオッサンだけだっ
なにをするにも遅いのはっ!

急がせたところで無駄に騒ぐだけだろーけどねー

数をこなさないとならない面があるので
目標数量ってのが指示されているワケですが
この方は 来て間が無いので
自分で目標設定しなね
とは言ってある
どうやら すんごく少ない数量みたいだけど

急がせても間違いデータを大量生産されちゃうかもしれないしー
見直すのも修正指示を出すのもヘタすりゃコッチに回ってくるワケで

だったらその分少しでも多くコッチでヤるワ
(ま、見直しはどぅしたって付いてくるけどなー)

『育てろよ』?
覚えは悪いワ・考え甘い(数量等)ワ・なんか勘違い(ブラインドタッチ等)してるワなオッサンを?
育つ気無ぇヤツは育てようとしても育た無ぇのよ
ましてや40代
自覚しててもしてなくても衰えが出る年代だ
自分で対応しないで 誰が対応してくれんだ?
で、そんな事「分かってて当たり前」の歳なんだが?

まさか作業内容・やり方の説明の時に
メモを取らないとは思わなかったさー
メモを取るよう指示を出す側の年齢だろーに
作業を進めている途中での質問説明時でさえも
大してメモを取ってないしー
メモ取ってるなぁって思ってチラ見させて貰ったら
応用の効かない書き方してたしなー

残業対応出来ないから辞めるって
リーダーに相談したそうだが
残れないなら残れないで仕方ないから
出来るだけヤってくれって事になって
しばらく続けるって聞いたケド…
まさか4月以降も残るんじゃぁ無いだろな?



ふっかーーーぁつ!

本日復活ですっ!
ご迷惑ご心配おかけしました

というか…
こちらから全く訪問出来なかったのに
変わらずに訪問して下さっていた方々がたっぷりいらして…

嬉しいっ!なんかすんごく嬉しいです!!
ありがとうございますっ!

新規でいらして下さった方々も
ありがとうございます

(例えそれが冷やかしであっても嬉しい事には変わりないンですw)

で、ですね、一応何がどーなったかと報告しますデス。
結果から言えば やっぱり「ルーター」が原因でした。

先日チラっと『ルーターが逝った』と記しましたが
あの時は「多分きっとルーターであろう」との推測に過ぎなかったんです。
ルーターを新しいのに交換し、ID・パスワードを綺麗に忘れていたので再発行して貰い、登録し直して…
を、仕事の合間を縫って行っていましたです(同居家族に一部押し付けましたがw)。
(ID・パスワードの再発行手続きに手間取りました。受付が平日の9時から17時って ガッツリ仕事中だってぇのっ!)

で、ネットに再接続可能な状態になったので
結果論ですが「ルーターが逝ったせい」と判断するに至りました。

改めて…
ご心配・ご迷惑をおかけしまして済みませんでした

今後ともどうぞよろしくお願いします


続きを読む

耐久遠足 ⑤

 再出発の時間が近付いてきたからと、集合場所へ向かう生徒達に混ざりシンやマサトもノロノロと億劫そうに移動している。シンの日焼け予防に着ている薄手の上着のポケットには、首尾よく見つけた小さな花が数個、オミから貰った環と一緒にティッシュに包まれ入っている。
 傍らにいるシンと無駄話をしているマサトは自らの視界の中、さして背の高くない下草が動きながら近寄ってくるのを確認する。
 驚いて目で追っていると、シンが様子の変化に気付き
 「どーしたぁ?」
 声をかけながら、立ち止まったマサトの視線を追う。と、マサトが釘付けになっているらしき下草の動きにシンも気付く。
 荒地で生きる『危険生物』かと警戒し、身体が思わず固くなるシン。…の足元へ向かって下草に隠れながらも一直線に移動してくる小動物。
 マサトの視線が一瞬ブレて、下草に隠れる小動物のその移動元であろう方向が視界に入る。
 視界の端に淡く朧気に見える人影。どうやら小動物を制止しているらしい。飼い主の制止を振り切り、一気に走り寄った小さい生き物は、目当てとしていたシンの足元で立ち止まり
 「ニャー。」
 きちんとお座りして挨拶をする。
 「タイガー…っ。ナニかと思ってビックリしたじゃん。」
 マサトが呆れた声をかける。
 「お、おぅっ。久しぶりだな、タイガー。」
 驚きながらも挨拶を返すシン。
 返事を貰ったタイガーはシンの足を前足で軽く叩き、チラっと上目遣いでシンに訴える。
 「え?エ?なに?」
 動揺を隠せないシン。マサトは
 「『おねだり』なのは分かるけど…『何を』おねだりしているのかが分からん。」
 首を傾げる。
 「タイガー?シンがどうしたのさ?」
 「ミァー。」
 マサトの問いに応えながら、前足でシンの足を先程より付く押す。
 「んー…?取りあえず…抱っこかな?」
 シンは思い付きを声に出しつつ、背を屈めてタイガーを抱え上げる。
 「ナーゥ、ナーナャー。」
 前足の下を手で支えられ抱え上げられながらも、タイガーは前足をバタつかせ何かを訴える。
 「抱っこじゃないのか?じゃぁ、なんなんだ?」
 シンとマサトが首を捻っていると、オミがやっと追いつく。
 「ごめんね、シン君マサト君。止めたんだけど…。」
 「いえ。止めてるところは見えました。」
 オミの詫びにマサトが応じ
 「で…えー…と、コレ、何を訴えてるんでしょう?」
 シンは、自らの手の中でジタバタともがいているタイガーを指し示し尋ねる。
 「あー…た、多分…なんだけどね…あの…。」
 オミが言い難そうに言葉を濁す。
 「?なんでしょう?」
 二人は不思議そうに尋ねるが、オミは困ったような表情を見せる。
 「多分なんだけどね。あの…そのぉ…すんごく言い難いんだけども…えー…と。」
 言い淀みながら、チラッと一点に視線を送るオミ。
 「…じゃないかなぁ?なんて思ったり…?」

 集合場所では ――
 肩を震わせながら必死に笑いを堪えるマサトと、満足げな様子のタイガーを頭に乗せたシンの姿が確認された ―― 。

耐久遠足 ④

 シンやマサトが、クラスの水に入りたがらない女子から頼まれたタオルを濡らして渡したり、逆に入る気満々の女子に手を貸したりしていると
 ≡ シン君、そのままで聞いてね。 ≡
 オミの声が頭に聞こえてくる。言われた通りに手を止めずにいると、すぐに再びオミの声が聞こえてくる。
 ≡ キーちゃんにね、今教わったんだけど。学生狙いの『宿場町』に最近新しい店がオープンしたんだって。でね、その新しい店で、セミオーダーでアクセサリーとか小物とか作ってくれる所があるんだって。 ≡
 一旦オミの声が止まり、すぐに又聞こえてくる。
 ≡ セミオーダーだから型だか枠だかを選んで、乾くと透明になる樹脂で固めるんだけど、樹脂の中に少しだけど何か小さいものを入れられるんだって。中に花粉とか入って固まった琥珀みたいなのを想像すると良いって。 ≡
 オミの話しを、最初はワケが分からないまま大人しく聞いていたシンだが、徐々に表情が真剣みを帯び始める。
 ≡ で、だ。そこの川岸とか草っ原とかに、小さくてかわいい花が咲いていたりするんだけど…二つ三つ摘んで持って行ってはどうだろう?キーホルダーとかなら頼む時に恥ずかしい思いしないで済むだろうし。『宿場』を移動せずに2泊するなら、樹脂も乾くんじゃない? ≡
 オミの助言に内心大喜びのシン。とは言え周りは顔見知りばかり、迂闊に喜びを表すとすぐさま見つかり、色々と尋ねられ最終的にはからかわれたり冷やかされたりすると分かり切っているので、必死に素知らぬ風を装う。
 (あれ?でも…店に持って行く前に枯れちゃうんじゃね?宿に着くのは早くても夕方…日が落ちた頃になるだろ?それから外出なんて無理だろうから、明日の朝か。店が開くのって10時とかでは?それまで…見つけた花が保つんだろうか??)
 素知らぬ風を装いつつ頼まれたタオル濡らし等をしていたら、フと『時間』的な問題が頭をよぎり考え込む。
 「シン?どーした?」
 ボーっと考え込んでいるシンの様子に気付いたマサトが声をかける。
 「あぁ…いや、何時出発だったけ?出発前にもう一回頭濡らし(小さい花を探し)たいなー…って思ってさ。」
 咄嗟に誤魔化す。
 ―― 冷やかされるのは御免だっ!どうせ宿に着いたら話しのネタにするんだろっ。ここでまでネタにされて堪るかっ!
 シン心の訴え。
 
 女子・男子入り乱れて水に入ったりタオルを濡らしてあげたり貰ったり、水に入るのに手を貸したり貸されたり、岸に上がるのに手を貸したり貸されたり、水筒に入れてきたものをお互い味見し合ったり…有りがちではあるが、たわいなくささやかでそれでいてキラキラしい青春の1ページをクラスメイト等が記している間…シンは一人、人だかりから外れ水際を眺め(ている風を装い)ながら歩く。
 ≡ 水の中をあんまり歩いていると疲れちゃうよ。目的地までまた歩くんでしょ? ≡
 オミの声が頭に直接聞こえたのでフと立ち止まる。
 ≡ シン君。こっそりと手を開いてくれる? ≡
 周りの様子をコソッと見回し、自分の手相を確認するかのように装ってオミの指示に従い手を開くと、開いた手の平に何処からともなく小さな金属状の環が現れる。
 ≡ 内緒で協力するね。目当ての花を見つけたら、ソレと一緒にティッシュで包んでそぉっとしまっときな。明日のお昼までなら枯らさないって約束できる。 ≡
 枯らさない効果?
 良くは分からなくとも何某かの助力を得たと理解したシンは、いつもの癖で礼を口にしかけるが相手がココにはいないことに咄嗟に気付き、慌てながらも心の中で真剣に礼を言う。

耐久遠足 ③

 オミに勧められて大喜びで水場へ来た二人。手にした靴やカバンを少々離した場所へ置き、ズボンの裾を大急ぎでたくし上げいそいそと水へと入る。
 「ひゃ~。つべたいっ、気持ちいーっ。」
 「顔洗う、顔。ついでに頭も濡らすっ。」
 男で良かったぁ~~。ひゃほ~い。とはしゃいぐ。
 「水綺麗だなぁ。泳いだら怒られるかな?」
 水場と言うにはだだっ広く、池と言うには自然造成を感じさせる『水場』。オミの言っていた『噴き出させた』ポイントに近いのか水面が絶えずさざ波を起こしている。
 「深みに嵌って溺れたらヤベェだろ、止めとけヤ。」
 「あー…んだな。」
 ひとしきり頭やら顔やら首回りやらを冷やし満足したか、足を浸けたまま少し高さのある岸へ腰を下ろし、後ろへ倒れ込むように寝転がる。
 「ぅぁ、まぶしっ。」
 「まぶしいけど…涼しいし、足を冷やせてるから気持ちいいな。」
 どちらともなく呟きながらゴロゴロと過ごし体を休める二人。
 「あー…オミさんの杖。初めて間近で見たなぁ、持たせてくれるか聞いてみればよかった。」
 シンが思い出したように呟くと
 「あぁ、そういやそうだな。泊まらせてもらった時も見なかったしな。ダメ元で頼んでみるか?」
 マサトも興味ありげに応え
 「オミさんあの様子だと、学校で使ってるの知らなかったみたいだな。まさか勝手に使ってるってワケじゃぁないよな?」
 一旦言葉を止め、今度は別の事を思い出したように口にする。
 「まさかぁ。オミさんが知らないだけだろ。つぅか…どこかの管理下にあるのか?ここ。国?地域?」
 「本部とか総本部とか…?」
 思わず顔を見合わせる二人。
 慌てはするが、本来その手の事は学校側が承知していればいいことなので、二人は気付かない振りを決め込むことにし、引き続き涼むことを選択する。
 まぁ~~ったり…ゴロゴロ。ゴロゴロまったり。

 オミはと言うと、水場へと大喜びで向かう二人を笑顔で見送り、探検に出たままのタイガーを迎えに荒地ルートとも水場とも別の方向にある草地へと向かっていく。

耐久遠足 ②

 「ふはぁーーー。涼しー。」
 「涼しいって重要だよなぁ。」
 ようやく辿りついた休憩地点。二人は遠慮なく『休憩』をとる。即ち、暑さで蒸れた靴を脱ぎ靴下もついでに脱ぎ、敷き詰めた様に生えている下草の上へ、身体を投げ出す様にゴロ~~ン。
 尤も、木陰は体調を崩した生徒が優先されている為、二人は炎天下に晒されながらのゴロ~~ンではあるが…。そよぐ様に吹く風が涼気を含んでいる為か又、歩いたりせず大人しくしているからか或いはその両方からか、荒地を歩んでいた時とは比べ物にならないほどに涼しさを感じている。
 「あ゛ー…涼しいぃっ。さいこー。しあわせー。」
 「俺らの『幸せ』ってお手軽だなぁ。」
 「否定はしないっ。」
 マサトの自虐を含む突っ込みを(寝転がりながら)肯定する。
 「で、だ。疑問なんだが…。」
 「んー…?」
 気の無い様子で応えるシン。
 「なぁんでここらだけに草が生えてて木まで生えてんだろーな?」
 「水があるから。」
 「んなこたぁ分かってんだよっ!なんで『こんな所に水があるんだ?』って話しだろーがっ。」
 「地下水がチョロチョロチョロ~じゃねぇの?」
 「ブー。ハズレでーす。」
 シンが投げやりにふざけた答えを口にすると同時に、俯せに寝転がった頭の上部から聞き覚えのある声が降ってくる。とは言え、このような場所でそれも『今』耳にするとは考えてもいなかった二人は、思わず頭を上げ声の主の姿を確認する。
 「正解はオミが地面を叩き割って地下水脈の一部を無理矢理噴き出させたからです。」
 寝転がっている二人を覗き込むように見下ろしている声の主の姿は、二人からは逆光になるため細かな顔立ちまでは判然としないが、特徴のある服装や長い髪ですぐに誰か気付く。
 
 「オミさんが管理してるんですか?ここ。」
 お互いに簡単な挨拶を交わした後、早速マサトが尋ねる。
 「管理って言う程じゃないけど、ね。時々見に来てる。」
 「見に来て…生やしたり、育てたり?」
 オミの手にある、先端に幾重もの環を下げた杖を目にしたシンが「仕事の邪魔をしたか?」と気を使い尋ねる。
 「ここいらに『オアシス』を作れないか?って依頼があってね。元々の依頼された位置はもっと北よりなんだけど、水脈から外れすぎてたからここでって。でも、ちょっと無理矢理感があるから時々来て様子を見てる。」
 良い感じに育ってるでしょ?とちょっと自慢げに尋ねるオミへコクコクと頷いて応える二人。
 「『学校の行事』ってヤツ?同じ様な恰好した同じような年頃の子がいっぱいいるけど。」
 「『耐久遠足』って言う行事です。高校の2年生が強制参加です。後、2年の時に体調を崩してて参加できなかった3年生がチラホラと。」
 「『遠足』なのに2泊するんですっ。」
 マサトの簡単な説明をフンフンと聞いていると、脇からシンが不満げに訴える。
 「?でも…どこかで泊まらないと、徹夜で歩いて帰ることになるでしょ?ここからだと。」
 シンやマサトの住んでいる町からの距離を思い出しながら、現実を突きつけるオミ。
 「~~っ。そうなんですけどぉ…。全く持ってその通りなんですけどぉ…っ。」
 単なる我儘と自覚しているシンは、悔し気な様子を見せつつ苦し気に肯定する。
 「??」
 理由が分からないオミが首を傾げると、マサトがニヤニヤ笑いながら
 「泊まる予定の場所って、俺達みたいな『学校行事』に参加している学生を目当てにして発展した町なモンですから…そのぉ土産が、ね?」
 と意味あり気に説明すると、流石のオミも言わんとするところを察し
 「あー、あははははー。無さそうね、良さげなのがね。」
 同情しつつもシンの困りっぷりが微笑ましい為、つい笑ってしまう。
 「あっちに水場があるから、足とか冷やして来れば?」
 シンを揶揄ったような真似をしてしまったかと少々後ろめたく感じたオミは、その後ろめたさを誤魔化す為水の湧き出ている場所を指し示し、暑さで消耗した身体を冷やして休める様に勧める。
 「飲んじゃだめだよ、消毒とかしてないからお腹壊すよ。後、岸の近くの浅瀬で済ませてね、中程は深いから。」
 

耐久遠足 ①

 見渡す限りの荒地。赤茶けた土。風が吹くと埃が舞うように表面の乾いた土が舞う。
 右を見ると段をなして連なる不毛の荒地。左を見てもひたすらに続く乾いた大地。
 雨が降っても染み込まず、ただ表面を洗い流れ、時折現れる窪地に僅かに溜まり、消える。
 その荒地をただひたすらに歩く一行が居る。列を作り黙々と、前を進む人について歩を進める。
 草花の芽吹く季節は過ぎたが夏にはまだ早い時期とは言え、遮る物の一切見られないこの地では季節の移ろいと共に強まった日差しが容赦なく照り付け、足元の大地を乾かし我が身からも水分を奪う。

 「ぅへー…あっちぃー。」
 シンが持っていた水筒から水を一口飲み、喉をわずかに潤わせながら愚痴を零す。
 「2年になってすぐにコレって…ひでぇー…。」
 マサトもシン同様に喉を潤わせつつ同意する。
 「キョウコさんもコレやったって事だろ?」
 「そりゃ、やりゃにゃぁ単位が取れねーからなぁ…。」
 二人とも飲むと同時に噴出した汗を拭いながら八つ当たり気味に愚痴を零す。
 「しっかし…キョウコも根性悪いよな。こんなんだって言ってくれても良くねって思わね?」
 「思うっ。けど…俺もリョウ達に教えてやろうとは思わねぇ。」
 「あー…俺もそれは思う。って同じかよ。」
 「っ。嫌ったらしい作り笑いしてたもんなぁ。俺らもきっとするんだろうな。」
 シシシッと意地の悪い笑顔を見せあうも恨めし気に空を仰ぎ、雲一つない抜けるような青空を目に愚痴が零れる。 
 「夏でもないのにこの気温。」
 「日中だからだろ?日が差してるワ、遮るものは無いワ、水気も無いから『水気を帯びた冷たい風』ってヤツも無い…。」
 力無く項垂れながらブチブチと零すシン。
 「もうちょっと行ったら休憩場所らしいけど…日陰でもあるのかねぇ?炎天下に座り込んで休憩なんてヤだぜぇ…。」
 マサトは前方を見渡し疑い深く不満を漏らす。

 グチグチと不満を述べながらも引率担当教師の誘導に従い歩を進めると、吹き寄せた風にそれまでとは違った匂いを感じ、風上へと顔を向ける二人。
 その目に辛うじて映る、風に揺れる木の先端と僅かな葉先。そして伝わってくる、先を歩く同輩達の嬉し気な様子。
 (おいっ、木が生えてるぞ。アレ木の先端だろ?揺れてるの。)
 (木が生えてるって…水があるって事だろ?確かに水気のある風が吹いたけどさ、木が育つほどの水がココにあんの?)
 お互い目で伝えるシンとマサト。
 (あるっぽいぞ。前の方のヤツラ、なんか浮かれてるし?)
 (ぅん…まぁ、嬉しそうだけどさ…。)
 声を出すのも億劫と感じるほど暑さにヘバっている二人。比較的体力のある二人がこの状態であれば…。
 (女子、何人か脱落したよな?ヤバくね?)
 (ヤバイよな。護衛の超能力者さんが大わらわだし。アレが水場なら…少しはマシになるか?)
 (涼めるからな。体を冷やせるだけでも随分違うだろ。先に水場(?)まで送ったのかな?)
 アイコンタクトと二言三言の言葉で意思を通じ合わせる、日本人ならではの対応。プラス、二人は赤ん坊胎児の頃からの付き合いであれば、お互いの言いたい事等お見通しなので少々複雑な意思疎通も可能。


2月20日も暮れようかと言うときに書いて(?)ます

今年は閏年なんだねー

今知ったよ

一日儲けた気分だ


えぇ…年度末の最終納品日まで
1日稼げたな と


勤め人ってヤツぁ… ε-(ーдー)ハァ

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