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子育て? ①

 カズキ達がお泊りをした時よりも気合を入れて準備を整え、まるで待ち構えているかのようなところへ、少年が配達された様に送られてくる。
 予め注意を受けていたのか薄手の長袖と長ズボンを着ているが、服の上からも分かる程細っこい手足をし、着替えの入ったバッグを心細げに抱えながら戸口に立つ少年へ、イツキが笑顔を見せながら声を掛ける。
 「お帰り。」
 ―― お帰り ―― ?って住んでいる人が外から戻った時にかける言葉じゃないの?
 少年がキョトンとしていると
 「俺達が『預かり親』なんだし、親元に来るって事は『帰って来た』って事でしょ?」
 イツキが聞き取り易いようにとゆっくり説明し、合点のいった少年ははにかみながらも笑顔を見せ
 「た…ただいま…。」
 たどたどしく応える。
 声が聞こえたらしく、奥のリビングからタイガーが『あんた誰?チェック』をしに来ると、猫に慣れていないのかオドオドとし、困った顔を見せながらチェックを受ける。その様子を見たイツキが苦笑を浮かべ、やはりゆっくりと説明する。
 「猫は…普通、知らない人が来たら物陰に隠れたりするらしいんだけど、ウチのは好奇心が強くてね。一通りクンクンしたら満足するから、悪いけどそれまで耐えてね。」

 満足したタイガーがリビングへと向かうと、イツキがついて行くように少年を促す。
 促された少年がリビングを覗くと、ソファーに座ったオミがタイガーへ話しかけている様子が目に入る。
 「誰だった?知ってる人?」
 タイガーの喉を撫でながら声を掛け、ソファーの自分の隣に座る様にと空いている手で軽く叩くが少年は理解出来ず、察したイツキが隣に座るよう促すので、聞き分け良くそーっとオミの隣へと腰を下ろす。
 「お帰り。」
 オミもイツキと同じ様に声を掛ける。
 「た…ただいま。」
 習い始めて間の無い少年の少々硬い返事を聞くと、オミはタイガーへ向けて紹介する様に声を掛ける。
 「タイガー、いい?ルーヴだよ。覚えてね。ルーヴって言ったらこの子だよ。」
 声を掛けられたタイガーが軽く首を傾げると、すかさず少年の匂いをかがせ
 「ルーヴね。ルーヴ。」
 念を押す様に声を掛ける。

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