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後始末 ⑥

 荒れた大地と同じような色合いの髪をした男が、高台にある開けた場所に一人立っている。強めの風に煽られ調えた髪型が乱れているが、直したくても思うように動けずにいるらしく、もどかし気にしているのがその表情から感じられる。
「お待ちどうさま。ほったらかしにしてごめんなさいね。」
 男が、一瞬強まった風に顔を顰めると同時に傍らから柔らかな、しかし皮肉の籠った声が聞こえる。聞き覚えのある声と、その声から漂う冷やかな様子の不一致感に、男は虚を突かれた表情を見せる。同時に、僅かに動かせるようになった口から挨拶を返す。
「いえ、気付きませんで…。」
 精一杯の虚勢。
 相手の侮蔑感に満ちた瞳を目にし、冷ややかな声に接する事で都合よく忘れていたアレコレが思い出されるが、自身に対しソレを認めるわけにいかない男は、表情を消しつつ自らに言い聞かせる。
 ―― 自分にはチカラがある。乗り切れる ――
「無理よ。私の方が上だもの。」
 男の表情を読んだか、思考を読んだか、あっさりと切って捨てる。
「ソレも忘れたの?それとも都合良く、私のチカラが衰えたと思った?残念ね、最近なんか強まったみたいなの。貴方の様な悪ガキが一向に減らないからかしらね。なぁんでこう一定数出ちゃうのかしら?」
 不思議ね、とスミレ色の瞳を持つ女性は愛らしく肩をすくめその後雰囲気を一変させ続ける。
「で、動けるかしら?あなたが自由に動けるなら貴方の方がチカラが上だって事になるけど。」


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