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後始末 ⑧

 王都と言えば聞こえの良い、国民の生命線ともいうべき『水場』を擁した町。
 先日超能力者とかいう輩が、干上がりかけていた『水場』へ新たな水源から水を引き入れたとかで水位が徐々に上昇し、子供ばかりか大人までもが水際ではしゃいでいる。
 数少ない漁業を生業としている者達にとっては、甚だ迷惑この上ない行為ではあるが、水位が上昇したことで先々の商売に期待が持てるようになったからか、当人たちも僅かではあるが彼等同様に興奮気味となっている自覚がある為、少々の逸脱には余裕を見せ大事にならない様に気を付けて対応している。
 朝靄の中、少々離れた地域から『水場』付近の井戸へと『貰い水』をしに訪う人々。下流域に住んでいるのなら、恩恵には未だ与れずに居るのだろう、余りに長期間の『貰い水』では困るが、今暫くならと快く井戸を使わせる人達。水を持っての移動はシンドイだろうと、湯冷ましを差出し労をねぎらう人もいる。
 だが…。
 その地には未だ緑色が加わらずにいる。一か所を除いて。

 豊富に水が溢れ出し、水路が網の目の様に張り巡らされた『総本部』。その中央区画内の更に中央部。
 中央にある円筒形の背の高い塔を囲むように、五つの塔がそれぞれ通路で繋がりつつ建っている。上方では、中央の背の高い塔から溢れ出した水が水路を通りながら周りを囲っている塔へ、そこから更に外の建物へと流れ、又自身の外壁を伝いながら流れ落ちている。
 周りを囲っている五つの塔の一つ、総本部の『中枢』とも『枢軸』とも『巣窟』とも表される『創始者』棟。その内部の一室では…。
 「ママ?あの国から支払いきた?」
 のんべんだらりとしたイツキが尋ねる。
 「そういった事は経理に聞いてね。」
 冷ややかに、だが表情は楽し気に答えるママ・レティシア。
 「入金がまだなんだよねー…。」
 イツキがボソっと呟く。
 「だーかーらー…。」
 「って言うか、払えるの?あそこ。」
 ママ・レティシアの苦笑交じりの返事に重ねる様に、タイガーと遊んでいたオミが聞く。

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