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後始末 ⑩

 荒地の直中にある、枯れかけた水場を生命線とする国では、主権者である『王』とその王に盲目的に従う者達と、『王の権力』と『職務権限』とをフル活用し甘い汁を吸う者達、兎にも角にも『職務に忠実』な者達が、水面下で牽制し、反目し合いながら国家運営を担っている。
 小さな都市が寄り合い、一つの『国』となったので『王』としての権力は若干弱い為に、代々の『王』はその権力を強化すべく様々な(自身に都合の良い)政策をとっていた。が、ここへ来て国家間に跨る明らかな犯罪行為が露見した。例えばソレが国内で完結する事であれば、単なる『内政』の問題で済むが、輸出入となると『他国』 が絡むが故に国際紛争の火種ともなる。国の主権者である『王』が「知りませんでした」では済まない。
 何故なら『輸出入』は相手国があり、相手国とのやり取りは『外交』であり、物品・貨幣の移動は『経済』である。
 それぞれに『王の補佐・代理としての責任者』が居り、彼等をその仕事に任命したのは『王』であり、必要があれば都度下問し、調査させ、或いは上申させ、耳を傾け、判断し、『下命』として指示を下すのが『王』の役目であれば、(建前上は)知らないワケが無い。
 日々の細々とした取引で有れば、輸出入であってもルーチン化しているであろうし当の昔に取り決めが定められているが、人の輸出入等という『人身売買』が、ルーチンで処理されるとは言いたくても言えないであろう。ましてや自国の法律の及ばない『相手国』に対し、いくら『需要があるから供給される』という経済の原則を盾にしたところで「当国の国民をなぜ買い取った」と責任転嫁し、文句をつけるわけにもいかない。何しろ、自国民が大喜びで輸出に携わっていたと判明しているし、大体相手国側は、既に『痛い目』にあっている。
 この日、王位に就いて二十ウン年の五代目国王は、内政を担わせている責任者から一連の報告を受けながら、ただでさえ皺の多い顔に尚一層濃く深い皺を新たに刻み込む。


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