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後始末 ⑫

 謁見の間へとその身を運んだ『王』は既に通されている一団を目にし、微かに怪訝な表情をその目に浮かべかけるが直ぐに消し、穏やかだが油断のない表情を見せる。
 一団を引き連れている砂色の髪の男に見覚えのあった『王』は、挨拶の声に耳を傾けつつ素早く二十ウン年前の記憶にたどり着く。老齢を理由に退位した先代王の跡を継ぎ即位した当時。即位を祝う列席者の中に… ―― 。
 「ご無沙汰しております。お元気そうで何よりです。」
 簡単な挨拶を口にし屈託なく笑い掛けるその男は、二十ウン年の歳月の流れを無視するかのように当時と寸毫も変わらぬ姿でそこに立っている。

 「ねぇ、キーちゃん。あの人さぁ…アホタレさんだよねー?」
 イツキが必要書類に一通りサインを入れた後、カフェスタンドを出て向かった『三日月沼』の内側の、弧を描いている辺りを散策しながらオミが声を掛ける。
 「んー?あぁー…さっきのかぁ?」
 オミが誰を指して言っているのか、該当しそうな人物をリストアップしつつ応える。
 「あの人なぁ…超能力者に対してヘッチャラなのは良いんだけど、ちょぉぉぉぉっとズレてるよな。なんつぅか…こぅ…無駄な方に。」
 「ねー。キーちゃんかオミと接点ある人捕まえて『テレパシーで居場所確認して』で済むのにねぇ。」
 オミの後ろを歩くイツキには、オミが自身の足元の少し前を歩くタイガーに注意を払いながら、イツキと同じ見解に至ったと嬉しげにしているらしい様子を声音と後姿から感じ取れたので、面映ゆさとオミの無邪気さに思わず口元に笑みを浮かべてしまう。
 「だな。なんなら勇気を出して『ママ』に頼んじゃうとか、な。最初に『ママ』のところに行ったみたいだし。」
 イツキが、頬が緩んでいるのを悟られない様に気を付けつつ応えると
 「えーっ、『ママ』にぃー?それって勇気どころじゃぁ済まないでしょ?」
 オミが意外そうに返す。
 「んー…でも、あの人だったら、チョットの勇気でって言うか…勢いとか思い付きでヤっちゃう気がする。」
 何せズレてるから とは流石に言わずにおく。

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