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後始末 ⑬

 砂色の髪の男はそのブルーグレーの瞳に懐こさを浮かべながら、挨拶もそこそこに提案を述べ始める。
 曰く、『輸出品』を集めて回った男達は『総本部』預かりとし、『王都』に限らず各都市の外れにて十年間農耕に務める。
 曰く、『輸出品』は『総本部』にて相応に保護・育成し、自力で生計を立てられるよう『学習』及び『実習』に就かせ、その後、本人の希望を元に家族或いは国へ帰す。
 曰く、『総本部』も悪い側の当事者であるので、三年の間は野菜や果物、肉・魚などを安価にて供給する。
 幾ら水が満ちても既に乾き枯れてしまった土地では、直ぐに充分な食料を手に入れられるワケでは無い。その点だけを考えれば『今すぐ』の食料供給や『無料の労働力』も『無償の保護・育成』も有り難い事ではあるが…。
 その『輸出品』と交換するように食料を『輸入』し権力強化に使ってきた側としては、そう易々と同意できる話ではない。それも臣下という立場の『責任者』であれば尚更おいそれとは応じらるものではない。すべての責めを負わされ、家族諸共良くて放逐、悪ければ粛清されるのが目に見えている。
 ごねて強気な態度で責め立て、更に補償を引き出すか…だが相手は超能力者、迂闊な対応をし心証を悪くしたら… ―― 。

 前方に繁茂している下草や雑草を刈り込んでは粉々にして撒き散らし、脇から伸びている細枝も切り落としては木端微塵にして同じく撒き散らし、愉しげに歩くオミとタイガー。その後ろを歩くイツキは、いつぞやのアメリカンチェリー騒ぎを思い出し苦笑を浮かべる。
 (迂闊な油断をしたら、刈り込んだ意味が無くなるだろうに…。)
 オミの血筋と、当時国歴代最強ではと噂されていた(らしい)能力の強さと、それによって引き起こされる『とんでもハプニング』に否も応も無く巻き込まれるイツキは、声を掛けて注意を促すべきか、場所を考慮し自分に実害が及びそうもないからと放っておくか軽く頭を悩ませていると、前を歩くオミが不意に振り向き声を掛けてくる。
 「ねー、キーちゃん。さっきの書類、なんだったの?」
 「あー…あれは『あの家族』に支給する雑費の金額と割り当てだワ。ウチとしてはメインはあの子だから、あの子に手厚くすべきなんだけど…『子供』だから、ねぇ。父親は態度悪いらしいし、母親は『女性』だから細々買い揃えたいだろうし…って事で、割り振りの決定報告とそれへの同意確認。」
 「あぁ、やっぱり態度悪いんだ。父親。」
 
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