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後始末 ⑯

 日向に出された椅子に腰掛け、傍らにある小さめのテーブルに重ねて置かれている数冊の本から一冊を手に取り楽し気に目を通す、枯れ枝の様な手足をした少年。テーブル上の本の傍らには、ドリンクや軽食が置かれている。
 体重が増えないとはいえ元気に過ごしているが、目にするものも耳にするものも少年には目新しい為か興奮状態が続いているようで、医者から外出禁止令が出されてしまう。だからと言って、部屋に籠っていてもストレスに成り兼ねないので、日向ぼっこをする程度ならとOKを貰い、自室の前にイスとテーブルを整えてもらい読書に励もうとしている、の…だが… 。
 何しろ、学校になど通った事も無ければそんな存在を知らぬまま生活していたため、字は読めず、数は一応数えられても計算はできずの子であれば、読んでいるのは『絵本』。それも小さい子向けの、色々な物の絵と名前が記載されている物を使用している(尤も読めないワケだが)。そもそも総本部に保護される以前は、絵本すら目にしたことが無かったので、例えそれが幼児用の絵本で、言葉の勉強を兼ねているとしても、彼にはとても嬉しく楽しい時間を過ごせる重要なアイテムの一つとなっている。


 「フーン…パニックか…。って、ねぇ?ホームシックがどうとか言ってたじゃん?あの子の事で。」
 先程までと変わらず下草を刈りこみながら、オミが思い出したように尋ねる。
 「うん、言ったね。」
 「なったら会わせるの?」
 「母親に会わせるのは構わないと思う。けど…。」
 一旦言葉を切り、すぐに言い足したが後が続かない。
 「やっぱり…会わせるべき人じゃぁない、ンだね?」
 オミがダメ出しとばかりに確認すると、イツキも渋い表情を見せる。
 「会いたがるだろうから会わせても構わないのでは?と思うんだけど、会わせた結果、あの子が自分の父親を軽蔑するようになったらって考えるとねぇ…。だからって、会わせなかったら恨まれるかもしれないしなぁ。」
 困ったねぇ、と呟く。

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