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子育て? ⑪

 少年とオミ(とタイガー)がゆっくりと話しながら、畑へと向かう。
 時折後ろを振り返り、木々の間から下方に見える『木々に茂っている葉』とは異なる色を指し示し、問い掛けたり、教えたり。
 歩いている細径の傍らに茂る草花の名を問いたり、答えたり。遠くから聞こえる鳥の鳴き声に耳を澄ましたり。
 鬱蒼と茂る木々が、アーチ状に枝を広げたその下を、顔を上向かせて、危なっかしい歩きかたをしながら、ルーヴは興奮を抑えきれない様子で進んでいく。
 「足元、デコボコしてるから気を付けて。躓いて転んじゃうよ。」
 少年の様子に微笑ましいものを感じながらも、オミが注意を促す。尤も、ルーヴは、注意されたその時だけ足元に気を配るが、直ぐに目線は上へ。生い茂る木々の、枝葉の間から零れる日の光を、顔全体、身体全体で受け止める。
 そんな少年の様子を目に、オミが歩きでは無くPKで浮かんで移動すれば良かったかと思案していると、おもむろに少年が口を開く。
 「好きナ場所ダから、大きクなって数も増えタの?こンナに大キクなったリ増エたリするノに、ドレくらイかカるの?スぐになル?」
 教わった事は直ぐに理解し、その延長に繋がることも考慮できると推し量れる問いを口にしたが…経験不足と知識不足も露わになる。
 「直ぐは無理だねぇ。そこの太い方の木で50年は経ってるよ。隣の、細い方で20年位かな。」
 困った様な、気の毒がっているような、微妙な表情を見せながらオミが答え、すぐに続ける。
 「ルーヴの言った『すぐ』は、1年とか2年でしょ?…木の生長は5年位を目安にしないと。」
 「5年…。」
 「今ルーヴが10歳なら、15歳辺りまでの期間だね。それでも『若い木』って言われちゃうけど…。」
 時間の長さに圧倒されかけた少年へ、オミがあっけらかんと具体的な期間を提示すると、それを聞いた少年は納得の表情を見せ、新たな問いを口にする。
 「モシ今、木ノ種をいっぱい植エたら、5年経っタ時に『林』ミたイになりマスか?」
 「んー…元気に育ったら。」
 「?」
 ぼかしのある返事に困惑するルーヴ。
 「病気とか虫に食べられちゃうとか、後、お日様が照り過ぎちゃうとか、逆に雨が降り過ぎちゃうとか。色々起こるかもしれないでしょ?そういった事が無ければ…『林』みたいにはなるよ。」
 オミは、相手が子供だからと言って安請け合いはするんじゃない、とイツキに教えられたらしく、問題点を幾つか挙げ『簡単な事だと思うな』と遠回しに伝える。

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