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子育て? ⑭

 最初はオミに教わりながらであったが、幾つか採っているうちに理解したようで、一人でせっせと収穫に励むルーヴ。
 日が高くなると気温も上昇するものだが、畑のある場所は開けていて風の通りも良いが、日も容赦なく降り注ぐ為、中々に暑い。オミやイツキの習慣に合わせ、薄手とは言え長袖長ズボンで作業に熱中しているルーヴは、直に汗を浮かべ始める。
 「ルーヴ、ルーヴ。ちょっと休憩しよう。汗かいてるよ、拭かないと体調崩しちゃうよ。」
 集中しまくっている少年へと、オミが少し強めに声を掛け、作業を止めさせる。
 声を掛けられて、初めて自分が汗をかいていると自覚するルーヴ。少しはにかんだ笑顔を浮かべ
 「イっパい見ツケちゃって…。」
 つい夢中になったと言い訳気味に応える。オミは頷きながらにっこりと笑いかけ、手にしたタオルを差出し汗を拭うよう伝え、続けて、畑を囲うように茂っている林の端を指し示し、木陰で休もうと誘う。

 林の端と畑を区切る、階段状になった通路の木の陰になる一段に並んで腰を下ろし、イツキから送られた軽食を広げ、冷たい飲み物を口へ運ぶ。オミやルーヴの間を行ったり来たりしたり、ルーヴの傍らで未熟な実にじゃれついたり、根っこの辺りに鼻先を突っ込み土の匂いを嗅いだりして遊んでいたタイガーも、オミの足元に座り込みオヤツを貰っている。
 軽食をつまんだりドリンクを飲みながら、話題の提供に難のあるオミと会話に少々難のある少年が、途切れ途切れではあるが雑談を交わしだす。
 「こレは…『ご飯』デスか?『オヤツ』デスか?」
 「オヤツだよ。後ちょっと採ったら帰ろうね。で、シャワー浴びて汗流して、それから『お昼ご飯』だね。」
 「アトちょっとシカ無いデスか?イチご。」
 「うー…ん、まだ時期が早いからね。それにルーヴが頑張ってくれたから。」
 オミが労をねぎらおうと『ルーヴが頑張った』を強調するように口にすると、それが伝わったらしく、照れ臭そうな笑顔を浮かべる。
 「ちょっとつまみ食いしちゃおうか?イチゴ。」
 いたずらっ子な表情をしながらイチゴを2個つまみ上げ、どこからともなく集めた水でサッと洗い、一つをルーヴへと手渡す。
 「葉っぱの方を持って、カプってするんだよ。」
 手にしたイチゴをマジマジッと見つめるル―ヴを、つまみ食いという『悪い子』への道へと誘うオミ。良くも悪くも聞き分けの良いルーヴは、一瞬迷う表情を見せたが、食への欲求と未知なるものへの好奇心に負け、オミに勧められるままイチゴを口にする。
 一口齧った途端にルーヴの目が見開かれ、瞳がキラキラと輝きだす。
 「そーでしょう、そうでしょう。美味しいよねー。」
 オミが、嬉しさと楽しさを満載した笑顔を見せながら、うんうんと頷いて見せ
 「と言うことで、もぅ1個イっちゃおうか。」
 いそいそと再びイチゴを手渡す。

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