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よろしくネ 2

 その日は、巧い事イツキに言いくるめられ床に就いたルーヴではあるが、納得は出来ていないようで…翌朝も、少々気にかけている様子が見え隠れする。
 気付いていて分かってはいるが、敢えて気付かない振りをして、オミがルーヴを向日葵植えに誘い出す。向日葵畑予定地はやたらと広いし、植える向日葵苗もそれなりに育っているし数もやたらと多いので、上手く興が乗れば少年の気が紛れるだろうとの考えだ。
 先日整地し、畝も整えた予定地で
 「今日中に植えちゃおうね、夜から雨になりそうだから。」
 とのオミの声掛けに、ヤル気に満ち満ちた表情で頷き移植ごてを手にするルーヴ。オミが、片っ端から穴を掘っていけばいい話しではあるが、それをしてしまうとルーヴが加減を学べないだろうと、先日の『天地返し』同様『ある程度は直接経験させる』方針で対応している。
 ルーヴは知ってか知らずか、せっせと穴を掘り『向日葵苗』を置き土をかけ、予め渡された棒を置いて一定の間隔を取りながら、隣に穴を掘り…と繰り返す。オミも、ル―ヴの隣の畝に同じように一定の間隔を開け、手作業での植え替えを進めている。
 途中、お茶休憩やお昼休憩を取りながら、植え替え後の状態や生長後の光景など雑談を交わし、粛々と作業を進めて行く。

 夕方…というには少々早い時間に作業が終了し、綺麗に並んだ苗を眺めながら
 「おつかれー。頑張ったねぇ。綺麗に並んだし。」
 「オミさんノとコろと…逆?ナってる…。」
 オミに労わられるが、微妙に納得していない表情を見せる。
 「あ、ワザとだよ。隣り合った畝とは互い違いにした方が、お日様が沢山あたるから。」
 オミの説明に、おぉっと合点の言った表情を見せ、直ぐに照れ臭そうな笑顔になる。
 「同じ種類を全体に植えてるからね、背の高さや花の咲き方もあまり変わらないから、位置をずらしてあげないと日陰育ちが出来ちゃうんだよ…っていうの、分かった?」
 念のためのダメ押しと、オミが説明すると苦笑いを浮かべながら頷くルーヴ。言われるまで『日当たり』を失念していたのが恥ずかしいらしい。
 「オ花…イッパイ咲く?」
 「咲くよー。」
 「種モたくサン取レる?」
 「取れるよー。」
 一面に花が咲き競うであろう光景よりも、種を何故気に掛けるか少々不思議ではあったが、図鑑でも見て用途の広さを学んだのだろうと判断し、安心させる様に答えるオミ。
 嬉しそうな表情をしつつ、照れ臭そうにオミに引っ付いて顔を隠すルーヴが、小さい声で一言呟く。
 「お爺ちゃンにあゲテモ大丈夫かナ?」
 危うく聞き漏らすところだったオミは、耳にした単語に少々慌ててしまう。
 (『お爺ちゃん』?って?え?…全くノーマークじゃんっ。)


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