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よろしくネ 4

 しぶーーい表情をしながら帰って来たルーヴへ、イツキが入浴を勧める。
 「難しい顔をして…。風呂入りなさいね、埃汚れが凄いぞ。俺達のところの風呂使っていいから。オミ、準備してやれ。」
 使い終わった水筒や弁当箱をイツキへ渡しながら、指示に従って風呂場へ向かうオミ。イツキは、オミの後姿を見送りながらルーヴへと声を掛ける。
 「『お爺ちゃん』の事かい?それともお父さんの事か?」
 深刻な態度で尋ねると委縮してしまうかもと考え、至って普通の事といった風を装って尋ねる。
 「『お爺ちゃん』トぉ…種。」
 悩む方がおかしいのかと思い、あっさり答えるルーヴ。
 「『種』?『お父さん』で無く?」
 イツキが再確認すると、ルーヴはキリリッと大真面目な表情をし
 「お父さンは、頑張ラないノガいけないノ。教エテ貰えルのに。何もシナいノがイケないの。」
 キッパリと言い切る。その迫力にイツキが思わず押され、あぁやおぉなどの同意とも取れない同意を返す。
 「……。フム、で『お爺ちゃん』と『種』ね。」
 僅かの間何かを思案している様子を見せるイツキ。再び口を開き
 「『お爺ちゃん』はさっき教えた様に、近所の人達に世話になりながらなんとかやってるよ。それでも気にかかるのかい?」
 ゆっくりと優しく問い掛ける。
 「歩クの大変ダッタから…。」
 ルーヴは、実は困らせていたかと後ろめたそうに答える。
 「年齢を重ねると…大抵皆そうなるよ?」
 年齢?重ねる?イツキの表現に首を傾げるルーヴ。
 「年を取ると…、ね。」
 イツキが言い直すと直ぐに理解した表情を見せるが、すぐに考え込み
 「皆?」
 確認を取るように尋ねる。
 「誰でも?」
 イツキが大きく頷いて肯定するが、それでもまだ何やら納得がいかない様でしつこく食い下がる。
 「ぅーーんと…ルーヴもなル?大きクナって…大人ニなって…お爺ちゃんニナっタら。」
 「なるだろうね。年齢を重ねると……なんて言えば良い?『ガタがくる』?少しずつ…悪くなるんだ。」
 世間一般での当たり前で普通の事ではあるが…とんでもない程長生きでピンピンしているイツキが言っても信憑性が少々…ナニでアレではあるが。ルーヴに理解できるように言葉を変えつつ説明する。
 「ガタ?…悪ク…ナル。」
 考え込むルーヴ。
 「生まれてからウン十年…ずーっと使い続けている訳だからねぇ。」
 イツキが呟くように言うと、ルーヴがハッと顔を上げ、分かったと嬉しそうな表情を見せる。
 「古クなっチャう。痛ンジャう…みたいナの。」
 「それそれ、そうそう。」
 お互い通じ合った事を喜んで嬉しそうに笑い合う。

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