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むかぁ~し昔の事じゃったぁー… ⑨

 ―― と、言うことは…?
 髪は膝辺りまで伸ばし、辛うじて前髪を作ってはいるが編まず纏めず、服のスリットは浅く裾や袖は長く、指先程度しか見えず…の、あの子って?
 翠色の髪の子がつらつらと考えていると、スミレ色の瞳の女性が口調を変え話を続ける。
 「私の所も、アンディーの所も、あなたのところも…あの子の居た国の文化を取り入れているはずなのに、どうしてこんなに違ったかしらねぇ?」
 目の前に座る女性が可笑しそうに話す内容で、今更ながらに気付く。
 「俺んトコの国が成立するずーっと前に、アイツのトコは滅んでいる訳だけど…何をどうやれば『取り入れる』なんて出来たんだ?」
 「生き残りが居たんじゃない?攻められて滅んだんでしょう?だったら、危険を察知した地域毎とかで非難したんじゃないかしら。あの子の頃なら、一般的な人達の普段の移動範囲なんてたかが知れているだろうから、地域毎なら親戚ごとひとっくくりになるでしょうし。地域を取り纏めていたのは王家の親戚筋でしょうから…それなら、まーず飢えずに済むわよ。」
 「地域の取りまとめは…領主か…。って、逃げちゃうの?戦わずに?」
 意外そうに本気で尋ねる。
 「ン百年も平和で、特に飢えることも無く生活していた人達が…戦えると思う?」
 うん。無理。
 「あそこの支配形態って『食料確保』が担保されていた様なモノよ?『ちょっと位の荒天なら飢えさせない』っていうのが、王家が王家として君臨できた背景にあるらしいの。『安全保障』じゃぁ無いって事よね。まぁ『戦う』と言った事はしなくても、何らかの形で『時間稼ぎ』位はしたでしょうね、1人でも多く避難させる為に。で、生き延びた人たちの子孫達が…後年、貴方の居た故郷へ自分達のご先祖から伝わっている『故郷の文化』を伝えた、って事じゃない?」
 「俺んトコの国とは大違いだぁ…。」
 全力でため息を吐く翠色の髪の子。
 「国が大きくなったり、人口が増えたりすると…『望むもの』が変わるから。」
 宥める様に声を掛けると
 「『欲しいものを与える。だから従え』か。」
 「そう言うこと。」
 脱力した少年が合点が言ったように呟くと、女性は教師が生徒をほめる様な口調で肯定する。


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