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よろしくネ 16

 「そう…。」
 イツキとオミは視線を交わし
 「まぁ…うん、ちょっと不思議ではあるよね。受験前の夏休みにって…。」
 言葉を濁しながら答えることで時間稼ぎをし、その僅かな時間で伝え方を思案するイツキ。
 「ただね、彼の所はさっきも言ったけど『規模』が違う。歴史的な物から経済的なものついでに…敷地面積なんてのも格段に違う。大体、世間一般的なことは金を使えば結構どうとでもなるんだよね。規模の違う人たちは一般的な考えとは一線を画していても不思議じゃないよ。」
 イツキが『金持ち』を少々揶揄するように表現すると、シンは眉間に皺を寄せ考え込む。
 「まさか『裏口』とか言いませんよね?少なくとも彼は、その辺りは一般的な考えを持っているようですが…。」
 シンが辺りを憚る様に声を潜めて言うと、イツキとオミは小さく笑いながら否定する。
 「いやいや…そっちじゃなくて…『大して会った事も無い相手を』の方。知る方法は幾らでもあるよね?金が使えるなら。人も使えるし。」
 「は?それって…?」
 「『身辺調査』。多分…パズルの件の数日後には入ってるよ。親しくしているのを、同行していた秘書サンが知っているんだし。報告するだろうしね。対象者の特定は秘書サンが立ち会えばすぐに可能だし。」
 「その報告に問題があれば、それとなく匂わせて距離を取らせるだろうねぇ。」
 自身が気付かないうちに、自分達の事を調べ上げられていた可能性を示され、渋い表情をするシン。確かに愉快な気持ちではいられないだろう。
 「ただ…まぁ、止められた様子も無ければ、ヤな顔をされた訳でもなさそうだし?問題無しと判断されたんだろうねぇ。第一君は、彼の元許嫁サンとお付き合いを継続しているぐらいだし?それと…君とマサト君は実際に通っているんだし?キョウコちゃんは同じ学校を卒業して、系列の上の学校に進学しているし?4人は同じ学校を目指す同輩だし?ミヅキちゃんとカズキ君は、可愛い後輩になるかも?だし。全員、彼が進学を希望する学校の地域で育った子だし?距離を取るより親しくした方が断然お得って考えられる程度には、問題点が無かったんじゃない?」
 なんかとっても失礼な物言いをされた気がするが…それは脇へ置き
 「だからって…受験生にとって一番重要とされる夏休みですよ?」
 「だから『受験勉強合宿』なんだろ?調査を入れたんなら、君たちの成績なんかも知ってるだろう。色々免除受けてるんだろ?」
 「もしかして…勉強仲間と家庭教師役?」
 シンが顔色を伺うように上目使いで尋ねると、イツキが頷いて同意を示しつつ冗談として尻馬に乗る。
 「ミヅキちゃんとカズキ君は気分転換役だろうねぇ。」

 「用事があって動けないなら話は別だけど…そうじゃないなら、一度行ってみると言いよ。スゴイから。」
 イツキが半ば面白がって勧めるのを
 「はぁ…どうスゴイんです?」
 シンが疲れた様子で尋ねる
 「兎に角『広い』。家の中で迷子になれるぞ。」


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