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お買い物 1

 荒地の直中或る一部だけが同心円状に、草木の緑と、張り巡らされた運河や河川の水面とで日の光を照り返し輝く。
 運河や河川から流れ出た水が、合流し、又枝分かれしながら、水面を煌めかせ、荒地を幾つかに切り分ける様にゆったりと流れていく。
 ―― 『総本部』 ―― 超能力者とその家族が過ごす為の都市。
 中央区画から離れた場所にある商店街。元々の生まれ育った国や地域から、様々な理由で離れ総本部に腰を落ち着けた、超能力者の『家族』が育てた町の一角。
 自分達と同じ様に、腰を落ち着けることにしたそれぞれの家族が、お互い助け合って生活をしていたが、時が経ち、この町で生まれ育った者達も数世代を数えるようになると、まるで『国』のような様相を見せるようになる。
 設立や管理・運営に携わっている者達は過去何度も、彼等へ他の国への移住や帰化を勧めてはいるが、この地で生まれ育って馴染んでしまっている者達や総本部に雇用された者、又その家族達は一向に耳を貸さず、せっせと住環境を整え…結果、居着いてしまったのが現状である。
 総本部と言えど、他の国と同様に『税金』に相当する何某かを徴収しているにも拘わらず、である…。

 「うん、やっぱり…もっとガッツリ徴収すべきなんだよ。元は『超能力者』用なんだから。」
 オミがコソっと呟く。
 図書館での折り紙から数日後。お兄ちゃん達を連れ、ルーヴの水着を買いにきたのだが…。
 何しろ好奇心旺盛で物怖じしない性格ぞろいなので、道の両脇にある各店を目にしては「あ、ウチの方にも同じ様な店あるー。」やら「ねぇねぇ、あのお店なーにー?」等々、オミの呟きは何処へやら…ピーチクパーチク賑やかに歩いている。
 「そういえば、ルーヴは向日葵育ててたよね?どう?大きくなってる?」
 店と店の間の露地脇に1輪、向日葵が元気に背伸びをしている姿を目にし、カズキが思い出した様に尋ねると、ルーヴは少々照れ臭そうな表情をしながらも元気に頷く。
 「いっぱい植えたんだよね?畑みたいに広い所に。」
 ルーヴから先日聞いた事の確認を取るように続けて尋ねる。
 「うん。広イの、スごく。オミさンが、場所、作っテくレタの。」
 ルーヴは一言一言考えながら答えるが、その顔は嬉しさを隠せずにいる。
 「どのくらい大きくなった?ルーヴの背と比べてどれ位?」
 ルーヴが嬉しそうにしているのが見て分かる為、カズキもツイ釣られて笑顔が零れてしまう。
 
 
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