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よろしくネ 20

 細々と質問・回答する事十数分、流石に部屋へ入ろうとキョウコに促され談話室へ。
 部屋内では、小さな子に絵本を読み聞かせている母親や、母親の真似をして弟や妹に読み聞かせている小さいお姉さんや、数人で集まってヒソヒソコソコソ相談しながらなにやら書き込んでいる小学生ぐらいの子のグループ等に混ざり、静かに本を読んでいる大人や、問題集とにらめっこ状態の学生で幾つかの席が占められている。
 「勉強しているらしい人も居るけど…話してていいのかい?」
 イツキが声を潜めながら確認すると、マサトが同じく小声で答える。
 「シーンとした部屋で勉強したかったらココには自習室もあるんで、ソコに籠ればいいんですよ。この部屋は談話室なんで、騒がしくしなければOKなんです。」
 「自習室は自習室で、席を確保するのが中々大変ですけどね。」
 キョウコがコソっと付け足す。
 成程ね、とイツキは納得し、で、ルーヴは?とカズキの後を追うように付いて行った預かりっ子の姿を探すと、壁際に設置されている棚の上に無造作に置かれている、幾つもの折り紙作品に気を取られ、目を丸くして凝視している姿が目に入る。
 「読み易そうな物語でも探してやろうかって思ってたけど…折り紙が気に入ったのか?」
 ヒロが気安げに声を掛ける。
 「おリがミ?」
 ルーヴが首をかしげながら尋ねると、ヒロはルーヴがジックリと眺めていた折り紙作品を指し示し
 「うん、それ。」
 チョイチョイと指さし、続けて周りにある他作品を囲うように指し示し
 「『折り紙』っていう…遊びだよ。ソレは…。」
 特に見入っていた一つを再び指差し
 「『カメ』だね。亀の姿を、紙を折りながら真似したんだ。」
 折り紙という遊びを簡単に説明する。
 (おリがミ?ガミ??カミ?かみ…?)
 説明を聞いてもなんのこっちゃ状態のルーヴ。目の前にある紙細工にそーっと手を伸ばし、ちょっぴり触ってみる。
 (あっ、かみだ。紙で出来てる。スゴーイ。)
 驚きながら目を瞠って穴を開けそうなほどに見つめるルーヴの姿を、微苦笑しながら見ていたヒロが
 「亀ね、折り方が2つあるんだけど、その平べったい方なら結構簡単に出来るから…やってみるか?イツキさんが良いって言ったらって条件が付いちゃうけど。」
 と声を掛けると、ルーヴがすかさず目をキラキラさせながら軽く頷くので、念の為にとイツキに了解を得る為話しを振る。イツキがにっこり笑いながら、構わないよと、こちらも頷いて応えるので、ヒロはルーヴの頭を軽くポンポンと叩き、机を指し示して座る様に勧める。
 「取り敢えず…練習用にレポート用紙を何枚か遣るから。カズキ、お前カメの折り方知ってるだろ?一緒にやり乍ら教えてやれ。」
 言葉使いはそれなりに乱暴ではあるが、温和な質のヒロが言うと不思議と乱暴さを感じない。
 カズキはヒロから譲られた長方形のレポート用紙を、一般的な折り紙に適した正方形へと切り出し、一枚をルーヴへ、もう一枚を自分で持ち、真似をしろと指し示す。

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