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よろしくネ 22

 イツキの、いかにも『他人事』な返事を受け、軽い呟きを漏らしながらじっくりと考え込む二人。その二人を横目に、一旦説明を終えたキョウコがイツキの傍へ来てポソッと尋ねる。
 「ルーヴは、泳いだ事は…無いとして、水に浸かって遊んだ事ってあるんですか?」
 カズキと共に、ミヅキの説明を聞きながら折り紙に熱中しているルーヴの様子を、チラチラと確認しながら
 「水遊びすら経験が無いとなると…浮かび方とか、沈んだ時の注意とかから教えないと…ですし?オミさんは確実に無理として、イツキさんはルーヴに付きっきりで、教える時間とか取れます?」
 と危惧している点を小声で伝える。
 「え?俺が教えるの?」
 泳ぐ…事に係わるとなると、脱がないとならないワケで。オミに比べたら心理的抵抗が弱いとはいえ、イツキも肌を晒すのは苦手としている。
 「イツキさんは泳げますよね?」
 なら、大人なんだし教えられるでしょ?と言外に滲ませる。
 エ゛ーーーーーーー…。可能な限り避けたいイツキは、全力で渋い表情をする。
 「イツキさんイツキさん。コレ、どうぞ。」
 傍らで机に向かっていたハズのヒロが、カバンから小振りの紙片を取り出しイツキへ差し出す。
 『水泳教室』・『まずは顔を濡らすところから始めましょう』・『大丈夫!お母さんのお腹の中で泳いでいたんだから』
 紙面上には楽し気に水遊びする子供のイラストと共に、泳ぎを不得手としている子供の、不安を取り除く事を目的としているらしい誘い文句が踊っている。
 「ルーヴの会話力では、まだ無理だろう?」
 溜息と共に吐き出す様にイツキが言うと
 「じゃ、イツキさんが。」
 キョウコが追い打ちをかける。ガックリと力無くうなだれるイツキ。
 「バイトしない?テレポ交通費払うよ?食事も飲み物も提供するよ?なんなら去年みたいに泊まるとか。どう?」

 折り紙に飽きて来たカズキ。とは言え、外は未だ雨が降っている。暫し考え、部屋の壁際に設置されている棚を物色する。
 「あ。ねぇねぇ、ルーヴ。」
 良いもの見つけた、と嬉しそうにルーヴへ声を掛ける。
 「ルーヴは『独楽』ってやった事ある?小さいヤツで、指先で回すの。」
 ―― 今日も今日とて、勉強はどこかへ放り出されたようだ。



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